top of page
STORY
-あらすじ-
目指す夢は変わっても、同じ風を感じたい―
埼玉県川口市の鋳物工場の息子でオートレーサーの野平幸助は「賞金王」獲得を目前にして、
ライバル東城敏之と練習中に接触事故を起こし障がいを負ってしまう。
婚約目前だった幼なじみの恋人、守田友里乃とも破局。
障がい者となった幸助を待ち受けていたのは、
健常者の時には想像もつかなかった閉鎖された環境と、憐れむような世間の目だった。
絶望する彼を鋳物職人の父・徳人と母の円美は、厳しくも深い愛情で支える。
やがて出会った、心や身体、差別といった様々な障がいを抱える人々が、
絶望する幸助を変えていく。
ある日、義足でロードレースに挑む松本唯と出会う。
「進む道は変わっても、同じ夢を叶えられるかもしれない」
幸助はバイクから自転車に乗換え、再び自らの夢を追い始める。
様々なルーツの人たちの思いが色濃く残る街川口を舞台に、
1964年東京五輪の聖火台を造った川口の鋳物を守り続ける父と家族の絆を軸に、
それぞれが抱える様々な障がいに立ち向かう姿を力強く描き出す。
bottom of page